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よくある質問 ⑤試合になると振れなくなるんですがvol.2
2013.08.09 00:01

昨日の続きですが、プレッシャーに強い心・毛の生えた心臓を獲得しようなんて思わない方が賢明です。
 
大切なのは、緊張した状態・プレッシャーで力んだ状態で力を抜くのではなく、力んだ筋肉でもいかに普段のスイングから乱れなく、安定したものに近づけ振り抜けるかがポイントです。
一番力みのないと言われる選手、R・フェデラーですら、スローモーションで見ると、スイング中に腕の筋肉がかなり隆起しており間違いなく力が入ってます。
 
メジャーリーガーのイチローですら、バッターボックスでは緊張し力むそうですが、その力んだ体をどのようにコントロールすればヒットになるかを考えてるというのを著書で読んだ覚えがあります。
 
スター長嶋茂雄もいかに「プレッシャーを楽しむ」かが大切という名言も残してます。
 
テニスショップ オンザロード小山店長は、ここというプレッシャーのかかった場面では「スライスロブ」だそうですが、緊張した筋肉をコントロールしてなく、さらにしようとも思ってないはずです。
 
心臓に毛が生えてると言われ続けた、現在早稲田大に進学してる教え子ですら、高校の3年間出場することが出来た福岡国際女子では3年間ヒッティングで朝から試合会場の博多の森に行きましたが、受けてて緊張してるのが伝わってきました。
それでも、ヒッティング後も博多の森入口のガラスのドアの前で自分の素振りを映し、繰り返しフォームをチェックしてる姿は今でも忘れられないですね。
練習と試合のパフォーマンスが限りなく同じに見える彼女でさえ、本人に聞くと試合前はストロークが不安でしょうがないと言います。
 
もしもそれだけの準備が出来てなければ、振り抜けなくて当たり前くらいの心構えで、上手く緊張した筋肉と付き合ってください。こんなに緊張してる筋肉をあやつって普段通りのスイングが出来た!くらいの気持ちで試合にのぞむとなかなか面白いですよ。
 
日頃の練習からプレッシャーの感じるメニューを取り入れるのも大切で、
レッスン中のストローク球出し、外側選手素振りのストレート・クロス二人で10球連続入れるまでのメニューもその一例です。
 
プレッシャーは無くすのではなく、向き合うものなんですね。