部活での練習後、メールが届きました。
 
「右肘が左肘を力強く追い越す感じで打つとクロスのネットは減りました！
ただ、サイドスピンがかかって思ったより左にボールがずれてサイドアウトすることが多いです。
打点を前にしてみると、あたりがかすれてしまいます。
腕がグラグラしてスイングしにくいです！特に球際のボールが打ちにくいです！」
 
ジュニア時代も同じような傾向が出る時があり、鮮明に頭に残っていたので、思い出しながら返信したメールもそのままに。
 
「まず、打点は昔も前にしようとした時に当たりが悪くなる時があったよ。少し引き付ける感じの時に、押しが加わっていい当たりになってたね。
それは音にも違いがでてきて、前でポン！という一瞬の音じゃなくて、少し後ろ目で、ボーンっていう長ーい音やね。
次にスイングは右肘（右利きの方は左肘・・・以降反対で）が出ても、右腕が首にマフラーのようにすぐに巻き付く感じで入ってきたらサイドアウトが増えてたよ。
その時は、右肘が体から一度も離れずにスイングしてたね。
いい時はインパクト後、右腕が前にしっかり伸びて、右肘が体から一度”前に”離れてたよ。」
とアドバイスさせてもらいましたが、結果はいかに、、、、、

この一週間、早稲田大学に進学している教え子のスランプにより、遠隔操作！？レッスン、通信教育！？をしていました。
 
皆さんにも参考になれば。
まずは教え子からの質問メールをそのまま。
「バックハンドストロークが分かりません！！ストレートはまだ良いのですが、クロスが打ちにくくて、ネットが多いです。
ラケットが上から出ているのかと思いスイングを下から上にしてみると、面に厚く当たらなくてかすれます。
ラケットを前に振り出しにくくてボールを弾いてしまって思うようにコントロールできません。
打点を前にしたり後ろにしたり色々やってみても、スイングが横ぶりになったり下から打ちすぎたりして安定しません！」
 
バックハンドはほぼ精密機械のように乱れなかった教え子も昔、年に数度、上の傾向が出ていたので、頭に残っているそのスイングの残像を見ながら、
返信したメールもそのままに。
「こんばんは！昔もそういう時があったね。
その時は、左腕に力が入り（注・教え子は左利きのため、右利きの皆さんは反対に考えてください。）、左肘が出てきて、ヘッドが遅れて、クロスがネットする傾向があったね。ストレートならそれでも入りやすいけど、、、トップのレベルでいい両手バックを打とうとしたら、左肘も前に出していってほしいけど、途中からさらに右肘が力強く追い越す感じがいい時にはあったよ。左肘でラケットを引っ張り出して右腕で力強く打つ感じやね。」・・・・・・・・と、普通なら理解しにくい文でしたが、、、教え子はすぐに「今日部活でそれで打ってみてまたメールします！」と返信が、、、、、「それで」と言うあたりが、実際にボールを打つ前に、恐ろしいほど完全に頭の中でイメージできています。
 
結果はまた！