D・フェレールとの４回戦、完璧な錦織圭の出来でしたね。
ベースラインでのストロークのタイミングの速さが異常でした。
今まで、そのライジングショットを多用し世界トップまでいった選手で思い出すのが、マッケンローと伊達公子です。
私も実感していますが、ライジングショットは相手から時間を奪う有効なショットですが、最大の弱点はスピードが落ちるショットなんですね。
しかしやしかし、錦織圭のタイミングの速いライジング気味のショットは、フェレール戦を見る限り、ほとんどスピードが落ちていないんです。
コートチェンジでウェアを着替える錦織圭の上半身を見ても今までとは比べ物にならないフィジカルトレーニングをしてきているのは見てとれますが、
今回の全豪から錦織圭が手にしているウィルソンのニューラケット「BURN（バーン）」に秘密が隠されているのでは？と私は気になってます。
本人はニューラケットの記者会見で、スピードを求めたラケットとだけコメントしていますが・・・・・
今までライジングショットを多用したマッケンローや伊達公子は、相手の時間を奪える分、自分自身の時間も少なくなるため、スイングが小さくなる欠点があるんですね。
この欠点を補うため、マッケンロー、伊達公子は、しなりが十分にある球持ち、食い付きの良いラケットを使用していました。
「しなり」は、高度な製造技術が要求され、マッケンローはダンロップ、伊達はヨネックスで、「日本」のメーカーのラケットだったんですね。
その「しなり」はパワーロスは今までは覚悟の上だったんですが、、、錦織圭のライジングでもスピードの落ちないストロークを見る限り、
日本のメーカーではないウィルソンの開発した「BURN」は、ライジングを使ってもミスしないように「しなり」は残しながらも、部分的に硬い素材をフレームに使ってきているのが予測できます。
２月発売予定のこの「BURN」は楽しみですね。 オンザロードのピンクのよく似合う小山さんなら１０本ぐらい試打を用意してくれると思います。
