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マドリードオープンを終えて
2015.05.12 00:00

ナダルの3連覇を阻止し、マレーの優勝で幕を閉じた今年のマドリードオープンでしたが、
昨日準決勝の錦織圭VSマレーの一戦をダイジェストで見ることができました。
 
試合前は錦織圭の勝利で坂村家の援護射撃の予想をしていましたが、
試合を見ると、完全にマレーの作戦勝ちでした。
 
下の動画を見ても分かる通り、錦織圭のセカンドサーブをいつも以上に攻撃すること、世界が恐れる錦織圭のフォアハンドにスピンを多めにかけてミスを誘うの2つの戦略がはまりまくってましたね。
 
サーブ力があがったと言われる錦織圭も世界のトップの中ではセカンドサーブ力がまだまだなんですね。
 
2つ目のスピンを多めにかけるというのは、マレーは通常スピン回転が少ないプレイヤーというのを考えれば錦織圭をどれだけ警戒しているかが分かります。そして、アンツーカー(土)のコートではやはりスピンプレイヤーが有利なのが分かります。
 
下の動画の最後の3ポイントすべてが、マレーのヘビースピンで弾んできたボールを錦織圭がフォアの高い打点で取らされ、ミスしているこの試合を象徴するポイントですね。
 
錦織圭が悲願の全仏制覇を果たし坂村家を助けるには、このボールをフォアでミスなく攻めていく必要があります。
もうすでにマイケル・チャンコーチとこのボールに対する練習を行って、対策は練っていると思います。
世界トップは、試合前の戦術の準備で勝負を左右するんですね。
 
と言っても、これだけ作戦がハマっているあのマレーに対して、ナダル以上の接戦の3-6,4-6のスコアは、錦織圭本当に強くなっていますね。
 

 
頑張れ!錦織! 住宅ローンがはじまるぞ!