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全日本男子決勝から
2013.11.16 00:00

温泉リポートばかりせず、先週終了した全日本テニス選手権男子決勝についてリポートしたいと思います。
 
4度目の挑戦にして悲願の初制覇を達成した伊藤竜馬選手は強力なサーブからラリーの主導権を終始握り、相手を寄せ付けないプレーで完勝だったと思いますが、
注目はノーシードながら決勝まであがってきた18歳の新鋭西岡良仁選手の、伊藤竜馬とほぼ互角に打ち合ったストロークを支えてるフットワークです。
 
フットワークがいいと言えば、皆さん「小刻みな細かい足の運び」を想像されるかもですが、西岡選手の特に最初の1,2歩は大股で距離をかせぐものでした。
それを見て、修造チャレンジトップジュニアキャンプでボブ・ブレッド(世界ランキング1位を何人も育てた名コーチ)が、「なんで日本のジュニアはみんな小刻みなステップを踏むんだ!」と怒っていたのを思い出しました。
R・フェデラーの最初の1,2歩が大股なのも最近よく雑誌で取り上げられる技術ですが、
私も実際感じるのが、日本にしかない”オムニコート”(砂入り人工芝)では、大股でスタートを切ると滑りやすく、細かいステップの方が素早く動けることです。これにより日本のジュニアは自然と細かい足の運びが身に付いてしまってると思われます。
 
ボブ・ブレッドはもちろんオムニコートは当時知らなかったのであんなに驚いてたんだと思います。
今注目のジュニア二人、西岡良仁くん、中川直樹くん(先日16歳11ヵ月でのメキシコのフューチャーズ優勝は錦織圭以来)は残念ながら日本が拠点ではなく、
錦織圭と同じ、ハードコートだけでも数十面あるIMGを拠点としてます。
 
さらにボブ・ブレッドが「日本のジュニアのストロークはすぐにラケットヘッドを下げてしまい、こすりあげてるだけなので威力がない!」と言ってたのも日本にしかないオムニコート(砂入り人工芝)の特性が原因だと考えられます。
オムニコートでは、ボールがバウンドしてからあまり跳ねず滑るように飛んでくるため、ラケットヘッドを素早く落として待つ癖がついてしまうのかもしれません。
 
オムニコートのいい面、弊害となる面を考慮に入れ、ジュニアそれぞれの目標に合わせ、どこを目指すのか、将来の目標を見据えた指導を勉強しないといけないことを痛感させられます。

 

いやらしいスクールの宣伝はこれくらいにして今日は特別セールのお知らせです。
全日本の初タイトルを獲得した伊藤竜馬選手使用ラケット(Wilson steam100 グリップサイズ2 重量295g)未使用でガット張りたてを先着1名様に限り、33,000円を10,000円(税込)で販売させてもらいます。
 
今月ニューモデルが販売開始になり、今回限定1本は前のモデルになりますが、使用されてる方でもう1本お考えの方はぜひご連絡ください。

 
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