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2014全仏男子シングルス決勝を終えて
2014.06.12 00:01

今年の全仏男子シングルス決勝は大会前からの予想通り、ナダルとジョコビッチの対戦となり、
ジョコビッチの調子の良さからナダル不利の戦前の予想も出てましたが、終わってみればナダル3-1の5連覇達成に終わりました。
 
試合後、「互角の戦い」、「最後は勝利への執念」と評価されていましたが、ジョコビッチにとっては差を感じてたように思います。
 
決勝のダイジェストを見ても、スピン回転の少ないフラットに近いボールを打つジョコビッチの方がヘビースピンのナダルを振り回し、主導権を握っているように見えてしまうんですが、
決勝は全仏の赤土(クレー)コートでのトップスピンの有効性を見せつけられたように思います。
 
下の動画の1ポイントにそれがあらわれています。
最後のジョコビッチの「フォアのストレート」、「バックのストレート」は回転量が少なくフラット気味でどちらも”エース級”なんですが、
そのバックのストレートをナダルはバックの強烈なトップスピン1本をジョコビッチの足元に沈め、1発で形勢を逆転してしまうんですね。
 

 
もうじき開幕するウィンブルドンの芝のコートは、球足の遅い赤土のコートとは正反対でとても球足が速く、ナダルも戦術を変えてきて、
持ち球がフラットに近いマレー、ベテランのフェデラーもチャンスが出てきます。
世界トップは常にぎりぎりの戦いで、トップに君臨し続けるのは本当に凄いことなんですね。


よく受ける質問 ② サーブの力の入れどころ
2014.06.12 00:00

サーブに関してトスアップの質問と同様に、力の入れどころが分からないという質問もよく受けます。
 
背中でラケットヘッドを落とした状態から、肘を上へ上げて、「インパクトの一瞬」だけ握れば効率の良いパワーロスのないスイングを実現できます。
その「一瞬」だけグリップを握る感覚を身に付けるのに初心者クラスでよくしてもらっているのが、
頭の上の高いところでボールを打った瞬間に、ラケットをピタッと止めて、それでもネットを越えるという練習です。
 
初めインパクトの瞬間に力を集中できなければ、インパクトからラケットがフォロースルー方向に動いてしまうはずです。
 
インパクトの瞬間にラケットを止めてもネットを越えサービスエリアに安定して入れることが出来れば、サーブの力の入れどころがつかめてくるはずです。