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ジョコビッチに対するナダルの戦術
2014.06.13 00:00

昨日に引き続き、ナダルVSジョコビッチからで、ジョコビッチ戦でのナダルの戦術です。
 
下の動画の昨年の全米オープン時の決勝の二人の試合を見てもらうと分かりやすいんですが、
ナダルはレシーブからラリーの初めでボールをかなりセンターに集めてきています。
これほど真ん中に集めるのは普通考えられませんが、
ジョコビッチの得意のどんどんコースを変えてくる攻撃を封じるナダルの戦術と考えられます。
ボールを中央付近に集められると、角度をつけるのが難しく、ナダルを振り回すほどのショットを打つのは厳しくなるんですね。
 
もちろん、センターに少しでも浅いボールがいけばジョコビッチのチャンスボールになるんですが、
ナダルのこのセンターへのボールが見事に深いんです。
 
ナダルとセンターで打ち合っていても分の悪いジョコビッチはそれでもコースチェンジをしないといけないんですが、そこでサイドアウトや無理をして短くなりナダルに攻め込まれてしまうんですね。
 
私は日頃の新門司マンツーマンレッスンのジュニア達にコースチェンジをどんどんする前に、このセンター深くへ自信を持って強いボールを打つことを要求しています。
過去指導させてもらった中では今のところ4人のジュニアが全国大会へ出場していますが、4人共通して、コースチェンジの精度もさることながら、
センター深くへのボールに強さを感じていました。
 

 
もうじき開幕するウィンブルドンの芝のコートは球足が異常に速くエースを奪いやすいので、上のセンターに集めるナダルの戦術は逆に封じられるのでジョコビッチが有利になってきますが、
二人が対戦する可能性があるのは決勝で、最終日のため芝がほとんどはげているのが予想され、土(クレー)コートにかなり近くなるので・・・・・
芝のはげ具合も注目して見ると面白みがでてくると思います。


よく受ける質問 ③ 力みを取るにはどうすればいいんですか?
2014.06.13 00:00

ダブルス形式をしてて、ボレーヤーが相手からの絶好のチャンスボールを大きくラケットを後ろへ引いてしまい、バックネットまで届く勢いのボレーのアウトミスをした時に、
「どうしたら力みが取れるんですか?」という質問をよく受けますが、
力みを取るために「生卵を握っているように!」などのアドバイスは色々ありますが、力みなんてそんなに簡単に取れるものではありません。
 
そのボレーヤーがたとえ力みが取れたとしても、ラケットを後ろへ引き過ぎるフォームが身に付いてしまっていれば同じミスをする可能性が高いです。
 
力んだことを後悔するよりも、力んだ状態でも、その力んだ腕を操り、自分の視界からラケットを消さないようになどの意識をしてコンパクトな引きを身に付けるなどの意識を練習の時から持ちましょう。
 
大リーグで活躍するイチローも完璧に脱力できるわけではなく、かなりの力みがあっても、その力んだ体を操りヒットを生んでいるというのをよく聞きます。
日頃の練習から集中してプレッシャーのかかった場面をできるだけイメージして、力んだ体でも基本となるフォームを常に再現できるように!