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ダブルスに必要なボレーの技術 ④ハイボレー(チャンスボール)
2014.04.09 00:01

ダブルスの基本的な2つの戦術がセンターに相手ペアを寄せておいてのサイドへの攻撃と、もう1つが足元へ沈めて相手の返球を浮かせてボレーで決める戦術です。
今日は後者の相手からネット前に浮いて来たチャンスボールのフォアのハイボレーのポイントを。
 
一般レベルではこのボールを決めれるかどうかが勝敗の分かれ目で、体を開かずに横向きをキープしたまま決めに行けるかがポイントとよく言われます。
 
今日はレッスン中にさせてもらっているアドバイスを。
チャンスボールとなるボールは飛んで来るスピードが遅く、そのため自然と打点は前になり、打点を前にとることは正解なんですが、
打点を前にとると腕が自然に伸びてしまい、先日説明させてもらった手首の角度も崩れ伸びやすくなります。
手首が伸びた状態では、力のある男性プレイヤーなら力で決めれる場合も多いんですが、特に力のない女性は大きくラケットを振って力を出そうとしたり、
手首をこねてラケットヘッドを落とし動きが多くなり、ネットミスにつながります。
手首が伸びきってしまうほど前でとるのではなく、手首の角度をキープした状態でとれる出来るだけ前の打点を覚えましょう。
 
一昨日の新門司カップ女子ダブルストーナメントでもこの球が勝敗を分けていたと言っても過言ではなく、
特に風上に立っていて、チャンスボールで風のせいで球が戻り、ボールを迎えにいって手首が伸びてしまい、ラケットが落ちてのネットミスが多かったですね。
この時、手首の角度をキープする意識があれば、ハイボレーから打点が落ちるボレーにも切り替えることが可能です。
 
さらに逆に、ハイボレーの位置に飛んできて決めにいって、相手からのボールが予想以上に速く、遅れてのアウトのミスも目立っていました。
昔のラケットなら反発力が無く、このボールはアウトしにくいんですが、ラケットの機能が飛躍的に向上した現在、反発力が良すぎてアウトしやすいので、これも手首の適切な角度が重要です。
 
先日の女子ダブルス時の新門司の強風の中では飛んで来るボールの「横」に入る意識で手首が伸びるのを防ぎやすいんですが、態勢を崩した時にもそれを意識してミスを失くすことが大切なんで、日頃の練習で意識してみてください。