フットワークをよくするって言っても足を速くするだけではないんですね。もちろん足が速いのに越したことはありませんが、
今日から何度かに分け、足を速くする以外のフットワークをよくするポイントを。
 
皆さん、例えばフォアハンドにボールが飛んで来た時、ラケットが反応してないですか？
腕が反応し、ラケットを引くよりも先にまず、足を反応させ、膝・腰（骨盤）を右方向（右利きのフォアの場合）に向け、
横向きを素早く作ることにより、いいフットワーク・安定したストロークが実現するんですね。
つい、足よりもはじめに腕が反応し動いてしまうんですね。
 
１００メートル走もゴールに向け骨盤はしっかり前を向いてるのと同じで、テニスでも行きたい場所に素早く行くには、スタートを切る前からその地点に骨盤を向けることにより、速くコートカバーが出来ると思います。
 
ジュニアに多く見られるのが、バックハンド深くに相手が打ってきてるのに、骨盤を相手（前）に向けたまま１，２歩でてるケースですね。
バック深く、具体的には左斜め後ろに骨盤を向けスタートを切ることにより速く追いつけ、少しでもいい態勢で打つことができるはずです。
 
分かりやすいものを探しましたが、上動画の２０１１年USオープンのナダルとの死闘の試合のN・ジョコビッチのラリーを参考にしてもらいたいですね。
ラケットを引くよりも骨盤の向きを素早く横に向けてるのがよく分かると思います。
 
数時間後、新門司カップ男子シングルストーナメントを開催致しますが、フットワークのいいラリーの攻防で熱戦を期待します。
天気が心配ですが・・・中止の決定は午前８時です。