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ダブルスレッスン(雁行陣) ⑤
2014.02.19 00:01

先週に引き続き、ダブルスレッスン雁行陣編の最終回です。
 
「雁行陣」は鳥の「雁」が大きな鳥から身を守るために斜めに群れをなし飛ぶ姿から名付けられた陣型で、
一人が前衛でボレー役、もう一人が後衛でストローク役で戦うフォーメーションです。
先週まで書かせてもらったように、前衛がしっかりポジショニングを変化させ、臨機応変に動かなければネットでの役割を果たすことができません。
 
もしも役割を果たさなければ、戦術的には二人ともに後衛としてベースラインに下がる「ツーバック」のフォーメーションをとった方がポイントが獲れる確率があがってきます。
頭の後ろに弱点となる空間まで作ってネットに詰めているからには、いいタイミングからの詰め、いいポジションから常にポーチに出るぞというプレッシャーを相手にしっかりかけていきましょう。
 
100%ポーチで決めるのが目的ではなく、少しでも相手ストローカーにプレッシャーをかけれれば十分です。
 
最後に、パートナーのボールが相手ストローカーのバック深く、またはセンター深くに入ったらポーチへ出る準備を!とよく言われますが、
本当にいいボールがいくと、特に女子ダブルスではロブがあがってくるケースが多くあるので、
相手がロブをあげてくるのが分かった瞬間に実践してもらいたいのが、1,2メートルほどポジションを下げることです。
 
相手がロブをあげてくるので詰めて!!というパートナーの激励を真に受けて、ネット前に立ちロブを待つのは効果的ではありません。
 
ネット前にあがってくる簡単なロブであれば、少し下がったポジションからでも素早く詰め、踏み込んで決めれます。
あがってくるロブすべてを自分が決めるつもりならば、詰めたポジションから1,2メートル下がって待つのがより効果的です。
 
今回は5回に分けてダブルスレッスン雁行陣編を書かせてもらいましたが、雁行陣のその他のポイント、並行陣のポイントはまたの機会に!