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読書のGW ① グリップ
2014.05.02 00:01
GWに入り通常よりも時間があるので、スマッシュの仮面ライダーマニアさんが古本屋を飛び回り揃えてくれた「ベイビーステップ」30巻を少しずつ読んでます。
 
4月からEテレでテレビ放映もスタートしているベイビーステップは「テニスの王子様」をこえると言われているだけのことはあり、本当に引きつけられるものがあります。
 
スポーツをまったくしていない高校生の主人公丸尾栄一郎が近所のテニスクラブの無料体験レッスンを受けることになり、テニス中毒の皆さんと同じくテニスにはまってしまい、いつの間にかプロを目指していくというストーリーですが、確実にテニスブームを起こし、私の生活を支えてくれるものであるというのを確信させられました(笑)
 
第1巻から一般愛好家の練習と育成ジュニアコースの練習の雰囲気の違いなどリアルな描写のところが多く、コーチから見てもよく描かれていると思いますが、
グルメリポーターの私が読んでみて、エーちゃんが想いを寄せるナツへの素直な気持ちが欠けている以上に(すでにはまってる、、、、、)、
ベイビーステップに欠けていて付け加えたいところをシリーズでいくつか。
 
まずはラケットと唯一触れる大切なところの握り方、グリップについてまったく触れていないのでそこで悩む過程を入れるともっとリアルになってくると思います。
具体的に言うと、フルウエスタングリップと呼ばれる一番厚い握りで回転がかかり過ぎてネットミスが多いことから少し薄めのセミウエスタンに変え調整してみたりなどですが、
先日クレーコート初優勝を飾った錦織圭選手はまったく逆でした。
 
私が松岡修造トップジュニア合宿にアシスタントコーチとして行かせてもらってた時に当時小5の錦織圭少年がいて、
フォアハンドの握りは少し薄めのセミウエスタングリップでしたが、中1からアメリカへ渡り、どんどん厚い握り方に変化していき、
現在は一番厚い握りのフルウエスタングリップなんですね。
本人は外国人の選手達のパワーに打ち負けないように意識すると厚いグリップに変化してきたというコメントをよく聞きます。
 
今年4月からテニス強豪校に進学している元教え子も海外遠征の度にフォアハンドのグリップが明らかに厚くなっていました。
本人はそれを嫌がっていましたが、外国人ジュニアのパワーに負けないためとトップスピンの重要性からだと思います。
それだけ敏感なところなので描写していければベイビーステップもさらにリアルになったかと思います。

 
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修正力・調整力
2014.05.02 00:00
昨日はストロークで修正力・調整力を養うための、長短のコントロールのアドバイスをさせてもらいましたが、
今日は左右のミスへのアドバイスの一例を。
 
右利きのフォアハンドで右方向(コーチから見て左方向)にサイドアウトやボールがそれている時は、もちろん打点が遅れているんですが、
打点を前にとっててもラケットヘッドが遅れている場合も同様のミスがあります。
 
スイングはグリップエンドから出していきますが、途中でラケットヘッドがグリップエンドを抜かしていくラケットワークが必要です。
 
前に振るように言われ、グリップを出していきすぎると右方向へのミスやトップスピンがかからずアウトが増えてきます。
ラケットヘッドを走らせるアドバイスは、ラケット全体を速く振ろうとせずに、
ラケットヘッドに”おもり”を付けたイメージでヘッドスピードをあげることを心がけてください。
 
逆に左方向にひっかけミスしている場合は、体が早く開いて打点が前過ぎるケースが多いです。
右利きのフォアハンドの場合、テイクバック終了時の左手と右手の距離が、左手が早めに左へ逃げ一度距離が広がるために体が開くので、
左手と右手の距離を保ったままスイングを開始することを心がけてください。
 
その矯正法で一番効果的なのが、右上写真の昨夜新門司ナイターラストレッスンのジュニア大輔のように短めのタオルの両端を握って実際ボールを打つ練習です。
 
その距離を保ったままインパクト後、フィニッシュでは左手・右手の距離を縮めていき左手でラケットをつかむようにして基本的なフォームを作りましょう。

 
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