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読書のGW 最終回 弱点
2014.05.23 00:00

スマッシュテニスクラブでも空き時間にフロントに置かれたマンガをぼちぼち手に取る方が増え始めた「ベイビーステップ」ですが、
付け加えたい要素最終回の今日は「弱点」の存在とそれを克服する過程を描写してもらいたいところです。
 
主人公丸尾栄一郎はそつなくすべてのショットをこなすオールラウンダーですが、弱点を作り、それを練習で克服する姿を描写してもらえればジュニア達にも参考になりますね。
 
R・ナダルがかつてR・フェデラーにバックハンドの短いところを攻められ、スライスに磨きをかけたように、、、
サーブが弱点だった錦織圭がリターンで攻められ、ブレイクした後の大切な場面でブレイクバックを繰り返し、サーブ力をアップしてきたようにテニスでは1つの弱点は命取りになります。
 
ジュニアに限らず、一般プレイヤーの一番の弱点と言えば、バックハンドストローク側へ高く跳ねるボールがあげられます。
先日応援に行った大分市での各県のトップの小学生が集まる九州大会ですら、そのボールへの対応が勝敗を分けていると言っても過言ではありません。
 
日頃のレッスンでジュニアにはバックへの高いボールに対しては、
「技術的」には2つのことを一番アドバイスしています。
一番力の入りにくいところなので、少しでも力を発揮できるようにと、
1つ目は上半身で、通常両手バックは左手が70%(右利きの両手バックの場合)の割合で左手主導ですが、高い打点になってくると右手の力の割合をかなり増やしてもらいます。
2つ目は下半身で、左股関節(右利きのバックの場合)のひねり戻しを強化するようにアドバイスしています。
 
「戦術的」にもいくつかアドバイスがありますが、一番はその不利な状況から同じく相手バックに深いところにボールを送り、少しでも攻撃させないことを意識してもらっています。
 
長所は自らが伸ばし、短所は相手から攻撃され相手に伸ばしてもらうものです。
 
錦織圭の活躍とともに、私の生活を支えてくれている人気テニスマンガ「ベイビーステップ」をこれからもよろしくお願いします。