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読書のGW ⑤ スタンス
2014.05.17 00:00

GWから読み始めた大人気のテニス漫画「ベイビーステップ」に付け加えたらさらにリアルになり面白くなりそうなところをシリーズで紹介させてもらっています。
第5回目の今日は、スタンスについてほとんど触れてないところですね。
現在指導させてもらっているジュニアには、セミオープンスタンスを常にイメージして余裕があればそこからスクエアスタンスで踏み込むよう心がけてもらっています。
 
もちろんスクエアスタンスの方が力が出しやすく、「非力な女性」や「始めたばかりのジュニア」はオープンスタンスよりも左足を右斜めに踏み込んだ(右利きのフォアの場合)スクエアスタンスの方が向いているんですが、
近い将来をを見据え、ジュニアには早い時期からセミオープンに慣れてもらうようにしています。
 
最初はスクエアスタンスの方がパワーが出やすく感じても、ある程度のレベルになると、セミオープンスタンスの方がスピードをあげれたり、スピンをかけやすかったり、相手からの色々なボールにパワーロスがないように対応できたりなどたくさんのメリットを感じれる時が必ず来ます。
 
オープンスタンスの方がスクエアスタンスよりもよりパワーが出しやすい理由はいくつかありますが、ジュニアに一番説明しているのが、
右の股関節(右利きのフォアの場合)の可動域(ひねり戻しが使える範囲)がスクエアスタンスよりもはるかに広いことです。
 
ただ、一番注意してもらいたいのが、手を抜くためにオープンスタンスを使ってしまうジュニアが多いので、
効率的にパワーを出すためにオープンスタンスを使うんだという意識が大切です。

 

ほとんどの球を踏み込みスクエアスタンスで打っているイメージのあるR・フェデラーですら、「頭の中には常にセミオープンスタンス」があるとコメントし、
フェデラーの試合中の全スタンスのデータを取ると、なんと90%以上がセミオープンスタンスで打球しているんですね。

 
フェデラー1

 
フェデラー2

 

データと言えば、先日テニスショップ オンザさんに訪問すると、
近日発売予定の話題沸騰のソニーから新発売の「スマートテニスセンサー」(19,000円前後)の日本にまだ何台かしかない試機がありました。
 
ラケットのグリップエンドに取り付けスマフォで動画を撮影すると、ボールの回転、速度、スイング速度やラケット面のどの位置に当たっているかをすべての打球を数値で表し、データ化して見ることができる注目の機械です。
 
九州ではまだ1台しかない「スマートテニスセンサー」が現在オンザロードさんにあるので、少年のような笑顔で説明してくれる小山さんを体感してみてください。
 
最近データ社会を実感する機会が増え、ほんとうに便利な世の中になってきたと思いますが、そのうちこの「スマートテニスセンサー」を耳に取り付けると、頭の回転数もデータででてくるような時代がくるんですかね。
レッスン中のアドバイスも「もっと頭を回転させて!」・・・・・
今も言われてるなんて言わないでください。

 
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