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軟式テニスと硬式テニスの違い ① ストローク
2014.05.11 00:00

スペイン・マドリードで行われているマドリッドオープンは昨日準々決勝が行われ、錦織圭がスペインのロペスに6-4,6-4で勝ってベスト4進出を決め、次週発表の世界ランキングで日本男子初で悲願のトップ10入りを確実にしました。
 
そんな錦織圭の活躍のおかげでソフトテニスから硬式テニスに転向する高校新1年生もいるのではないでしょうか。
ベイビーステップ同様、錦織圭の活躍は私の生活を支えてくれるものと心ひそかに期待しています。
そして、中学時代までソフトテニスで高校入学と同時に硬式テニスに転向し、1ヵ月経ち、フェンス越えの飛び過ぎのホームランが徐々に落ち着き、コートにおさまりつつある頃ではないでしょうか。
 
今回は二回に分け、軟式テニスと硬式テニスの違いを。
 
まずはフォアハンドストロークで軟式を経験してて硬式を始めると必ずボールが飛び過ぎアウトが多くなります。
原因は軟式のボールが飛ばないため、大きなテイクバックでボールを飛ばすフォームが身に付いているのと、
もう1つがボールを飛ばすために回転をかけずにフラットで叩くクセが付いているからです。
 
まずテイクバックをコンパクトにするために、左肩にフェンスがくるように立ち、テイクバックでフェンスに当たらないように素振りしてみたり、
具体的なアドバイスとしては、右肩から右肘(右利きのフォアの場合)の間の「二の腕」を背中側に引かずに真上に上げるようにテイクバックするように!などがあげられます。
 
もう1つのポイントのスピン回転をマスターするには、腕の内側への内転運動をしっかり理解し、ミニテニス(サービスエリア内のラリー)でスピンをかけアウトしないように練習してください。
途中で止めてボールを飛ばさないようにするのではなく、軟式時代に培った振り抜きは忘れずにコンパクトなテイクバックでスピンをかけ振り抜いてサービスエリア内に入れることが大切です。
 
またバックハンドストロークは両手に転向するのが確実におすすめですが、
フォア以上に軟式と硬式とではまったく別物で、軟式経験者が両手でバックを打つと必ず「右手主導」になるので、左利きのフォアを打つイメージで左手でフォアを打つ練習をして「左手主導」のフォームを身に付けてください。
 
ただかなり低めの両手バックは「右手主導」が理想なので、意外に軟式経験者が上手く打つ傾向にあることは覚えておいてください。
 
 
ストローク編最後に、軟式テニス経験者はフットワークがかなり良く、どんなボールもフルスイングするなど、
現代テニスに必要なものを自然と習得しているメリットを忘れずに最大限活かしていきましょう。
 
今日の新門司プライベートレッスンにも、中学までは軟式テニス、高校から硬式テニスに転向し、新入部員20名の高校の新キャプテンに選ばれ、
新2年生にしてあわてて軟式からの脱皮を目指す八幡からの高校生優太が2回目のレッスンに来ます。
 
実際のレッスンも上のような違いを理解しすすめていきます。